山の姿

最寄りの駅から電車に乗るとき、晴れてると必ずすることがある。

それは跨線橋の上から富士山の姿を確認すること。

このところ雨やら曇りやらで見えなかった富士山が昨日はしっかりはっきり見通せた。それもきれいな黒富士。それを見たら、何だか妙にうれしくなってしまった。

こんなふうに富士山の姿を確認するようになるなんて夢にも思わなかった。

四方を山に囲まれた地で生まれ育ったので、山は見えて当たり前。大抵の山はかなり尖ってるし、ちょっとなだらかなのは裏山くらい。どの山も山脈で、峰は幾つも重なってる。一つ一つの山の形を確認するなんてことは無し。

それが、折につけ富士山と言う一つの山を眺め、今日は見えたとか見えなかったとか言い、更に黒富士だ、初雪だ、と言うようになったんだからねえ。

住む環境って大きいんだなあ。