アジアンタム

アジアンタムの鉢から蟻がはい出してきた。

外で水やりをした時にもぐりこんだのかと思い、鉢の周りをきれいに洗い、バケツに水を張って鉢を沈めて水攻めにし、更に蟻用の防虫剤を鉢の外側に散布し、と手を尽くすものの、時々蟻がはい出す。

考えたらここ何年も(どころか十年以上)鉢替えしてないし、鉢姿が何となくみすぼらしくなってるし、新芽も出てこなくなりつつあるから植え替えるかな、と作業を始めた。

予想通り根がみっしり。これじゃあ新芽も出ないはずだ。

そして、根を崩し始めたら小さな蟻がわらわらと出てくる。あれほどしつこく水攻めにしたのに生きてるなんてしぶといもんだ。蟻に罪はないけど繁殖されては困るので、せっせと排除。

三鉢に植えてあったものを、少し鉢を大きくして二鉢に。

鉢も少し腰高のものにしたら何だかすっきり。同じアジアンタムとは思えない。

*植え替え後のアジアンタム

ちなみに植え替える前の姿はこちら。

枯葉が目立つし鉢の中央がすかすか。なのに一部は混み入っている。如何に放ったままだったかを物語る。

このアジアンタム、子供がお腹にいる時に買い求めたもの。

直径10cmほどの小さな鉢にぽちっと植えてあった。

まさかこんなに長い間生きながらえてくれるとは思いもしなかった。

何年かに一回植え替えて、あとはただ週一回水をやるだけ。植え替える時に肥料は混ぜ込むものの、追肥すらしていない。水やりを忘れて全体が萎垂れたこともある。それでもこうやってきれいな緑を保っている。

毎度のことだけど植物って強いなあと思う。