きんま

テレビから「きんま」の言葉が聞こえた。80代の男性が若い頃していた仕事を聞かれ、「きんまを引いていた」と答えたのだ。あら懐かしい、「きんま」だってと思った。

所が、居並ぶコメンティターが皆「きんま?」と頭をひねっている。かなり博識で知られる人もいるのに、わからないらしい。えーっ?本当に皆わからないの?古語になっちゃったの?とびっくり。

「きんま」って「木馬」と書くんだけどなあ。

「きんま」を引くっていうのは、材木を大きなそりに乗せて丸太の上や雪道を引いて山から運ぶんだけどなあ。

小さな頃、知り合いのおじさんたちが、切り出した太い木材を沢山積んで大きな「きんま」を引いていた姿が目に浮かぶんだけど、、、。危ないから絶対近寄ったらいけないときつく申し渡されていて、かなり離れたところからしか見ることはできなかったけど、自分の背丈ほどもあろうかと思われる高さまで木材を積んだそりを引く姿はそれはそれはすごかった。

「きんま」仕事が休みの日、自分のそりを持って「きんま」道へ雪滑りに行ってこっぴどく怒られた記憶もある。

うーん、「きんま」がわからないなんて、、、。

解説と画像が入って皆さま何の仕事か理解したらしいけれど、何だか自分がとーっても古い人間の様に思えてしまった。

 

話は変わって今日の手仕事。枕カバー三枚。

何の変哲もないものだけど、記録。

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