旅先で

久しぶりにメサイアを歌った。何年振りかなあ。

場所は浦上天主堂

教会では何度か歌ったことはあるけれど、天井の高い教会は初めて。

響きが全く違って、何とも言えない気分になった。

アルトソロはカウンターテナーだったし、パイプオルガンやチェンバロも素晴らしかったし、トランペットは古楽器でこれまた素晴らしかった。こんな環境で歌う機会を得られて幸せである。

翌日は何となく好きな外海の海を見に車を走らせる。

我が家の近くの海とは違った趣で見ていて心が和む。これまでも何回か来ているけれど何度見ても飽きない。訪れる季節の違いというのもあるのかな。

そしてこれまた恒例の、外海の道の駅へ。

ここのお餅類やドロ様の麺類が好きなのでお買い上げ。

そういえば、数年前に来た時に購った竹籠がとっても使い易かったからもう一つ買い足そうと売り場を眺めたけど一つも見つからない。代わりに目立つのが竹細工。細かな細工に見とれていたらどうしても欲しくなってお買い上げ。

*気に入った竹細工

カニのはさみや足などの細かなところまですべて竹で作られている。色も竹の色そのまま。よくまあこれだけ細かいことができるもんだと感心しきり。

トンボは口の先のみで支えられている。

とっても安定が良くてちょっと押すだけでくるくる回る。

で、これを買うとき、レジの人に籠は置いてないのかと尋ねたら、何年か前から置くのをやめたという。なんでも作り手がいなくなったからだとか。正確に言うと、籠を編む人はいるけれど材料の竹を目利きして切り出してくる人がいなくなったんだとか。

そんな話の後で、実は籠を編んでたのは私の母で、竹を切り出していたのは父なんです、と言われて驚いてしまった。竹籠を編むと言っても、竹なら何でもいいというわけではなく、その目利きと切り出しが一仕事らしい。そして今、その技術を継ぐ人がいなくなってしまったということのようである。

聞いてて何とも残念な話であった。

話は変わるけど外海で面白いマンホールの蓋を見つけた。

それがこれ。

*マンホールの蓋

こんなカラフルな蓋を見たのは初めて。

他にも色々あったけど、取り敢えずここまで。