二月も今日で最後。
うるう年だから一日長いはずなんだけど、ちっともそんな気がしない。
今月はおうたの練習三昧で、手仕事も本を読むことも遅々として進まずだったけど、材料や本を買う方も控えたので多少山が減ったかなあ。
<コミック>
・税金で買った本 8、9
定番の面白さ。
相変わらず図書館の裏側の知らない部分が覗けて、ふむふむ。
なんて書いてたら10が出たようで、、、。買いに行こうっと。
こうして本は積み上がっていく。
・舞妓さんちのまかないさん 25
幼馴染の3人の進む道が、それぞれ方向が定まってきつつある。
さみしいような晴れがましいような。
さてこれからこの3人、どんなふうに進むのかなあ。
<文庫>
・カーテンコール 加納朋子
廃校が決まった女子大学の、最後の卒業生の話。
それぞれ様々な事情持ちで単位が足りなくて、三月末に卒業できなかった生徒たちを半年で卒業させるためのプロジェクトの顛末。
関係ないと思える個々の事情や事象が微妙に折り重なっていく様は見もの。
読了後、思わずはーっと息を吐いてしまった。
・これは経費では落ちません! 11 青木祐子
いよいよ結婚話に突入。
森若さんの揺らぐ気持ちに一喜一憂しながら読んでしまった。
仕事を続けるか、姓をどうするか、等々。
ああ今でもおんなじなんだとの思い強し。
結婚の時どちらの姓にするかを話したら、ハトが豆鉄砲食らった顔になったつれあいを思い出す。何で私が姓を変えなきゃいけないのかと問い詰められて、何も言い返せなかった姿も。義実家で冗談めかしてその話をしたら、「養子に行くんじゃあるまいし!!!」と吐いて捨てるように言われたことは今も忘れない。胸の内で、「養女に行くんじゃないわい!!!」と毒づいたことも忘れない。未だにこの話が出ると、胸の内でくすぶる何かがある。
大変だったもんなあ。
今のように旧姓使用は認められてなかったから仕事では新人扱いされるし、通帳やハンコの変更やら、「仕事いつ辞めるの?」コールやら、あれこれありすぎて「お前も一緒に味わえ!!!」と何度思ったことか。
あれから何十年も経ってるというのにねえ。
・占い日本茶カフェ 迷い猫 標野 凪
日本茶の文字に惹かれて手に取った本。
読みだしたら止まらなくなった。
読みながら、身近にあるお茶について如何に知らないかを思い知ってしまった。
そして思い出したのがじいさまの作ったほうじ茶。山の一画に自生してたお茶の木を大事に育て、新芽を摘んで自分でお茶を作って焙じたもの。ほうじ茶は買うものでなく家で作るものと思っていた幼い頃。ああ、あのお茶を飲んでみたい、とたまに思う。
更に、お茶の話もさることながら、常にお供をする猫の姿や、伏線になってる主人公と家族の話が思いがけなくて、一気に読んでしまった。
丁寧にお茶を入れて飲んでみようかな。
・じい散歩 藤野千夜
何と言いましょうか、、、。
読んでて切ないというか、、、。
日常のスケッチなんだけどねえ。
・若旦那さんの「をかし」な甘味手帖 小倉悠貴
出てくるお菓子がどれもおいしそうで、思わず生唾を飲み込んでしまう。
おまけに舞台が知ってる場所ばかり。
そこに自分がいるかのような錯覚に陥りながら読んでしまった。
続きを書いてくれないかなあ。
<雑誌など>
・海の近く
・暮らしの手帖
他にも色々あるけど、どれも拾い読み。