何気なくつけたテレビに出ていた人を見て、あれ?っと思う。顔に何だか既視感がある。でもなあ、こんな番組に出るような知人の心当たりはないし、、、。
なんとなく気になって見ていたら名前が表示された。
名前を見て、ふと知人の子供がテレビに出るようになったという話を思い出した。
それでやっとなぜ既視感があるのか納得。知人に似た面影だったんだ。小学校の低学年時に会って以来顔を見てもいないのに、不思議なものである。
子供たちが小さい頃、仲間内で開く子連れ可能なクリスマスパーティを毎年開いていた。我が家の子供を含め、たまたま同級生が3人。子供たちが2歳ころからの参加で、年に一回しか会わないのに気が合うらしく、すぐ3人で遊び始めるのが常だった。年の違う子供たちがいても気が付けば3人でじゃれあっていた。
3人ともケーキにはあまり食指を動かさず、ケーキ以外の好きなものをお皿に取り分けてもらって、子供同士あれこれおしゃべりしながら食べていた光景が今もありありと目に浮かぶ。
そんな3人も小学校高学年くらいからは親についてこなくなり、いつの間にか顔を見ることもなくなった。親同士は相変わらずの行事でクリスマスパーティを続行していたんだけど、、、。
親同士の話で子供たちそれぞれの消息は聞いていたのだけれど、大きくなった彼らの想像が付かず、多分道で会ってもわからないんだろうなと思っていた。それが、たまたま見た顔に既視感を覚えるなんてびっくり。
ちなみに三人の現在は、研究者、技術者、お料理研究家、と三者三様。それぞれ家庭を持ち子供もできて、親家業をしている。今三人が会っても、お互いあまり覚えていないんだろうな。