ぼろまたじと化学物質過敏症

今朝の新聞で「無香料で聴いてくれ」の見出しを見つけた。

読むと、化学物質過敏症になった人の話だった。

きつい香料に体が過敏に反応して気持ちが悪くなるだけでなく体調不良になってひどいときは失神してしまうという。話の主は仕事も休まなくてはならないほど重症らしい。趣味のバンドでステージに立った時、最前列の観客の放つ臭いに耐えられず舞台の後方へ下がって何とかステージを終えたこともあるとか。

思わず、「わかる~」と独り言ちてしまった。

私も同じように香料に弱い。この人ほど敏感ではないし、幸い病名をつけられるほど重症ではないけれど、、、。

洗剤は無香料の石鹸類、柔軟剤は使わない、シャンプーやリンスも同じ、化粧はどうしてもというとき以外はほとんどしない(というより口紅とマニキュア以外は持っていない)、パーマや髪染めなんてもってのほか。つれあいの整髪料すら一緒に買いに行ってこれなら私は耐えられるって程度のものにしてもらっている。

それでも不可抗力で強い臭いが漂ってくるときは、極力その場から離れる。何しろそのまま居たら鼻がかゆくなりその先はくしゃみ鼻水、ひどいときは涙が出たり頭痛がする。

だから、洗剤メーカーが香料付きのものに力を入れ始めたころ、コマーシャルを苦々しく思いながら眺めていた。そして香料のきつさが強くなるにつれ、コマーシャルに対して思わず文句を口に出していた。

そして、当時は乗り物に乗ったり、ロッカールームへ入るのが嫌でたまらなかった。単独の臭いならまだ何とか耐えられても、様々な臭いが入り混じるともう耐えられない。ロッカールームなんて鼻をつまんで最小限の用事を済ませてさっさと退散。それで何とか済ませていた。

この頃は香料付きの洗剤のにおいも以前ほど強くなくなったのか、出始めの頃のような苦痛はかなり減ったけど、未だに化粧品売り場やシャンプー類売り場、洗剤売り場、脱臭剤売り場などはなるべく近寄らないようにしている。

私は個人的に、「臭害」と呼んでいる。

やっとこうやって取り上げられるようになったか、の感強し。

もう一つ取り上げて欲しいのが「光害」。

無用な光が多すぎる気がしてならない。

車のハザードランプは明るすぎるし(角度によっちゃ目つぶし以外の何物でもない)、夜はわけのわからん光が多い気がするし、そのうち星の観測なんてできなくなるんじゃないの?とさえ思ってしまう。

まあ、色々思うことはあるけれど、今日はここまで。

 

で、「ぼろまたじ」。

世間一般では「ぼろしまつ」というのかな。

衣替えの季節は、色々取捨選択して処分するもの(いわゆるぼろ)が出てくる。私の中では、始末や処分というとそのまま「はいさようなら~」とゴミにしてしまうイメージだけど、「またじ」というと再度生かす道を考えるイメージ。

今朝はそのぼろまたじでウエスと雑巾と足ふきマットが出来上がった。

*雑巾と足ふきマット

共に肌触りの悪くなったタオル。

いらなくなったものだけど、またしばらくお役に立ってもらおう。