法事とカエルと

去年の年明けにこの世を仕舞っていった人の法事をやっと済ませた。

ついでに、たまたま重なった両親の年忌法要も済ませるという便乗法事でもあったのだけど、、、。

去年の暮れにする予定だったのだけど、諸般の事情で間際になって出席できない人が続出。まあ、流行り病と体調に関する事情だから致し方なし。

出席する人はほとんど現役で、関東、関西、中部とあちこちに点在する。逝ってしまった人の生まれ在所でするのが一番かなとも思ったけれど、超田舎なので集まるのが大変。で、逝ってしまった人が最後に住んでいた場所にした。結構人気の観光地なので、連休中は宿と場所の手配ができず、連休明けとなった次第。

坊様も親類縁者の一人だし、お義理の人が一人もいない法事。流行り病の関係で何年も会ってなかったせいもあって話が尽きることはない。子供たちは久々の従姉弟そろい踏みで話が盛り上がること盛り上がること。

そんな話の中で、従姉弟連が口をそろえて言ったのが、「たまにはこういう場所が必要だね。」の一言。自分たちのルーツを見直すというのもあるけど、一緒に遊んだ仲間と他愛もないおしゃべりを楽しめるのが一番いいらしい。

そして、ひょいと思いついてメモだったものをまとめた3軒分の家系図もどきが、とても好評だったのにびっくりであった。これは、つれあいに親類縁者の説明をするために、親が健在な頃に聞き取ったメモがつい最近出てきたので、ぼちぼちまとめてみたもの。

私の生まれた家は係累が多いうえに、今回まとめた3軒の家が何代かに渡って複雑に絡み合ってて、口で説明するのがとっても面倒。辿り方をかえると父が父本人の叔父になったりするくらい複雑。何せ、父方母方合わせると私のいとこは50人を超える。まとめながらこんなに複雑だったっけ?と自分でもびっくりしたくらい。

実をいうと、もう2軒複雑に絡み合ってる家があるんだけど、そちらはまとめきれなかった。今回まとめきれなかったもう2軒の家との関係もこういう感じで表にしてくれると嬉しいなとの要望があったので、メモをひっくり返してわかる範囲でまとめてみようかな。

とまあ大盛り上がりの法事だった。

今後、この地を訪れることは、そう度々はないであろう。で、何か思い出のよすがにと、小さな置物を購った。

葉っぱの横幅7cmくらいの小さなもの。

もっとたくさんのカエルが揃ったものもあったけれど、法事の該当者3人に合わせてこれにしてみた。