かいもち

今日は朝から雨。買い物の予定もないし、縫い物も一段落したし、のんびりお気に入りのゲーム三昧。ゲームと言っても大したものではない。RPGは好きじゃないのでソリティアシリーズのみ。これやってると頭が空っぽになる感じでぼーっとできる。

ゲームしながら小豆を煮る。あんこを作って「かいもち」にする算段。

「かいもち」って言って通ずる人はどれだけいるのかなあ。

「おはぎ」あるいは「ぼたもち」と言われるものの事。

もち米のみで半殺しにしたものにあんこをつける。今は目先の変化をつけるために黄粉やゴマを使ったりもするけど、母の作る「かいもち」はあんこのみだった。

適当な大きさの半殺しご飯をあんこの鍋に入れると、あんこの表面を引っ掻きながら丸めていく。特に丁寧にあんこを付けてるようにも見えないけどむらなく均等にあんこが付いた「かいもち」が出来上がる。かなり手早い作業なので、ご飯を入れるのが遅れると催促されたものだ。

そして、あんこを引っ掻くから「かいもち」っていうんだと思っていた。

私は母のような芸当はできない。手にあんこをのせて平にしてご飯を包む。真似てみたこともあったけど一度としてうまくいった試しがない。

なんてことはさておき、あんこの出来具合は上々。

夕飯は「かいもち」とみそ汁、それに香の物と相成った。

我が家のあんこは甘みが少ないので、「かいもち」は主食になる。

何せ、初めて私のあんこを食べた人は、その甘みの無さに驚くのだもの。中には「砂糖入れた?」と聞いた人もいるくらいの甘み。わたしは小豆の味が良くわかっていいんだけどね。もっとも、おすそ分けの予定がある時は、いつもよりかなり多めに砂糖を入れることにしている。

ちなみに、古文に「かいもち」が出てきて、変な気がした記憶がある。日常的に使ってる言葉なのに古語辞典に載ってるし、わからないと言って調べている同級生が大半だったから、、、。