何とか片付いた

食器棚の整理終了。

処分した食器は、重さの関係で満杯にはできないので、30リットル袋に三分の一程度づつで3袋。いやあ、思ったより沢山の食器が詰まっていた。

生活の変化で使わなくなったものも多いし、新たに追加したものも幾つかあるしで、入れ替わっていないようでも結構出入りがある事にびっくりだった。

重すぎる大皿、食べる量が減って使わなくなった丼、好みが変わってしまって使いたくないコップや湯のみ、いつの間にか溜まってしまったぐい飲みや杯、使わなくなったとっくり、買っては見たけど使い勝手が悪くて使ってない急須、頂き物だけど何となく使う気がしないセット物の食器、等々。

その時々に処分しておけば、こんなに沢山一時に処分しなくて済んだものを、と思いながら袋に詰めこむ。それにしても贅沢になったもんだ。

塗り物は処分するものは何もなし。元々数少な目ってのもあるし、折々に欲しいという人に貰って頂いてたってのもあるんだけど、、、。

だけどねえ、お椀類が結構あるんだなあ。サイズも種類も、、、。汁椀に菓子碗、大小もあるし蓋つきに蓋無しと言うのもあるし。蒔絵付きなんてのはないけどね。母が持って行っていいと言ったけどそれだけはご勘弁と断ったから。

漆搔きをしていたじいさまが塗り物にうるさくて大切にしていたのを見ていたせいなのか、塗り物を処分するのはどうしてもためらわれる。漆搔きの作業がいかに大変か、木地を作ったり漆を塗ったりするのにどれだけの労力が使われてるか、身近で見聞きし、作業も見てきてるだけに、余計かもしれない。

土物だって塗り物と同じくらいの労力が使われてると知ってはいるのだけれど、何故だか塗り物ほどの抵抗がない。何でだろうなあ。

何はともあれ、すべてが無理なく収まり、取り出しやすくなった。

仕舞い込んであったものも棚に並んで出番を待っている。

この状態を維持しなくっちゃ。

そうそう、金継ぎをして見ようかと思っていた食器は、この際だからと思いきることにした。