増産

待ち時間が長いとわかっている健診の暇つぶしにアクリルたわしを編んでいた。

冷房はきいてるしソーシャルデスタンスとやらで座席の前後左右は距離があるし、気持ちよく編んでいたら、「何を編んでらっしゃるのですか?」と見知らぬ人に声をかけられた。「アクリルたわしです。」と答えたら。「良く頂くんですよね。でもあまりにきれいでもったいなくて使えなくって、、、。」と言われた。

それがきっかけでしばらく話をしたら、、、。

どうやら、イチゴや花などの凝った形のものや小さめのものをもらうらしい。仕舞っておくにも量がありすぎるので繋げて飾ったりしてるけど増える一方なのでどうしたもんかと思ってるとのこと。

思わず「置いとくなんてもったいない、使えばいいんですよ。」と言ってしまった。

我が家での使い方を説明したら、「ああ、そうなんですか。洗剤もなしか、少なくて済むんですね。手も荒れなくて済みそうだし使ってみようかな。」と返事をされたところで私の順番が回ってきた。

結局、そのままその方とは顔を合わせることもなく帰ってきたのだけれど、果たしてたわしは使われたのだろうか?結構小さかったり凝ったりしてるようなものが多そうだったから、うまく使えてるだろうか?

等と余計なことを考えてしまった。

前々からアクリルたわしの編み方の本を見るたび、こんなに小さかったり形がごちゃっとしてたら使いにくく無いのかなあ、毎日の使用に耐えるのかなあ、きれい過ぎて使えないと思って使われないままにならないかなあ、と思っていた。実際に貰った人の「もったいなくて使えない」の言葉を聞いてやっぱりねえと思ってしまった。

やはり我が家はちょっと無骨だけどシンプルな形で行こう。

で、これだけのたわしが完成。前回編んだ分もあるし、これでしばらく在庫がない!と騒がなくて済みそうである。コロナのせいで軒並みバザーが開催されなくなったので提供することもないしね。

*アクリルタワシ

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アクリル並太2本取り 190グラム。10号棒針。

急に暑くなったから、編み物はしばらくお休みかなあ。