観葉植物を育て始めたのはいつからだろうか?
じさま(祖父)に「これはお前が何を植えてもいい場所」と畑の片隅に石ころで囲んだ小さな花畑をもらっていた幼い頃から植物は好きだったけど、家の中に土付きの鉢を持ち込むことはしたことがなかった。
家を離れても切り花は飾っても鉢植えは買うことがなかった。
なのに、いつからか鉢が置かれ始めた。
それも、仕立てられた鉢植えを買うのではなく、知り合いに貰ったほんの一枝一芽、あるいは食べた後に残る種、等々。出来上がったものより、芽吹きを見ること、育てることの方が面白かったような気がする。
そして今、掃き出し窓の前には沢山の観葉植物が並んでいる。
仕立てられた鉢を買ったものもあるけれど、大半は挿し芽、挿し木、種まきなどで育ったもの。よくまあこれだけ増えたもんだと水やりのたびに呆れる。
そんな鉢植えの中に、百円ショップで買ったものが幾つかある。
どれもこれもかなりの大きさに育ってのさばっている。
百円ショップで買い始めたそもそものきっかけは、つれあいが会社の机の脇に置きたいと小さな鉢を探したことだった。
これなら大きくなるのもゆっくりだろうからと選んだのが10cmほどのテーブルヤシ。これ大きくなるんだけどなあと思ったけれど、気に入ったようだし大して大きくないからと黙っていた。
鉢があまりに小さかったので一回り大きい鉢に替え、受け皿もつけてあげた。
本人は水やりしかしてないんだけどなあと言ってたけれど、半年ほどで大きくなりすぎて我が家へ戻ってきた。丈が伸び、脇芽も出て、ふさふさと茂った葉は、確かに机の横に置くには大きすぎる。
そんなわけでテーブルヤシは我が家に落ち着き、繁茂しても始末の楽なポトスを二種類、小さな鉢に仕立てて持参頂いた。これは丁度良かったようで、伸びた芽は水に挿して根出しをしては、欲しいという人に分けてたらしい。
等ということがあって、百円ショップで掘り出し物の鉢を探すようになった。
この頃はちょっといいなと思うと三百円のものが多いので買ってないけど、、、。
で、その頃購った鉢がみーんな大きく育ってしまったというわけ。
どれくらいかと言うと、こんな感じ。
このパキラ、今は180cm近くあるけど、元は10cmほど。
これみんな百円ショップにあったもの。元はすべて10cm前後。
左画像の奥にあるのが件のテーブルヤシ。
じつはこれ、子株ができて株分けし、そちらは知人に貰われていった。
同じものが複数あるのは、伸びすぎたのを切って挿したら全て根がついてしまったから。
手前のパキラは大きくしないで育ててみようと買ってみたものの、じわじわと大きくなっている。
これ以上増やさないでおこうと思うけど、勢いの良いものをみるとそのまま処分するのは忍びなく、気が付けば増えているという状況。
勢い良く伸びるのを見るのは楽しいし気持ちいいけど、これ以上増えるのもねえ。
さてどうしたもんだろ。