摘み草

週に一回は通る道に小さなトンネルがある。トンネルを出た先にある崩れ止めの石垣の上に毎年あずきな(なんてんはぎが)生える。いつも摘みたいなあと思うけれど、少し高い位置にあるので手が届きにくくて摘み損ねていた。

おまけに、昨年の秋、何故だか徹底的に崖の草取りがなされて、今年はあずきなの姿を見ないまま過ぎていた。

それが今日、ふっと石垣の上を見たらたった一株だけどあずきなの姿がある。

おまけに、ひょろりと伸びて垂れ下がり先端の芽に手が届く。

今の時期だと虫が付くし、伸びすぎて固いからから駄目だろうなと思いつつ芽を一つ摘んでみた。なんと虫はいないし柔らかい。これなら摘んで食べられそう。

てなわけで、手の届く範囲で摘み草。

*あずきな(なんてんはぎ)

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摘むことが出来たのはこれだけ。

少々少ないけどみそ汁の具程度には間に合う。

そんな訳で、今日の夕飯のみそ汁は、あずきな入りとなった。

香りは少々薄かったけど、久々に食べるあずきなはおいしかった。

胡麻和えやおひたしが食べたいなあと思う。