本の覚書(2023年8月)

暑い暑いと言ってるうちに過ぎてしまった8月。

これほどクーラーの世話になった8月は初めて。

さて8月の覚書。

 

<コミック>

・うちのちいさな女中さん 4  長田佳奈

 読みながら、明治生まれのおばさんの水着写真を思い出してしまった。

 ちょうどこの絵にあるような感じ。

 何でもかんでもハイカラなおばさんだったけどねえ。

 主人公はこれからまたどんな新しいことに出くわすのだろうか?

  うちのちいさな女中さん(4)

 

・ひらやすみ 6  真造圭伍

 ゆるゆるとのんびり進んでいるかに見える日常。

 でもそれぞれに何かを抱え何かを乗り越えて生きてる。

 淡々と描かれてるけれど、ふっと考え込んでしまう。

  ひらやすみ(6)

・戦争は女の顔をしていない 4  小梅けいと

 戦後の話がメイン。

 それぞれ思いは違えど、戦場でのことを引きずって、それでも生きる強さ。

 読んでて声も出ない。

 今(名称は変わったけれど)この人たちの生きてきた国が、また戦争をしている。

 彼女たちは(もし生きていれば)どんな思いでこの戦争を見ているのだろうか?

  戦争は女の顔をしていない 4

 

<文庫など>

・大名倒産 上・下  浅田次郎

 映像化されたものの原作はほとんど読まないんだけれど、これは買ってしまった。

 本屋で立ち読みして引きずり込まれてしまったというのが実情。

 神様の扱いがとっても軽妙で面白い。

 神様を主人公に映画を作っても面白かろうな、と思ってしまった。

  大名倒産 上 大名倒産 下

 

・通い猫アルフィーとジョージ   レイチェル・ウェルズ

 シリーズものを相前後して読んでるので、ジョージの位置づけが今ひとつあいまいだったのだけれど、この巻を読んでやっと納得。

 読んでると、時々主人公が猫だということを忘れてしまいそうになる。

 どの巻もそうだけど、いつの間にか読み終わってしまう。

 さらりと読んでしまうのに、なぜか考えること多し。

  通い猫アルフィーとジョージ

 

・通い猫アルフィーと海辺の町   レイチェル・ウェルズ

 本来のストーリーとは別に、家の改装話が面白かった。

 間取りや内装の備品に壁の色、等々、空想を膨らませながら読み耽ってしまった。

 相変わらずさらりと読んでしまうのに、なぜか考えること多し。

  通い猫アルフィーと海辺の町

<雑誌など>

 新しく買い込んだ本はあれど、どれも読み止し。

 気が向いたら来月に載せてみようかな。