お手伝いしてる健康な高齢者のための通所サロン。
一回の参加人数を半分にしても、以前と違って歌を歌ったり顔つきあわせておしゃべりというわけにもいかず、さてどうしたもんだろ、の状態。
たまたま参加者全員女性なので、針仕事でもとなった。
皆様、飾り物や使わないようなものは作りたくないとのこと。簡単に作れて日常でも使える物と考えて、手縫いのエコバッグはどうかなとなった。全員に強制ではなく、作りたい人だけが作ればいいし、と。
我が家に眠っている大量の布地や付属品、針や糸などを消費できるチャーンス。
というわけで、見本とキットづくり。
まずは見本。
*エコバッグ
ぺたんこに見えるけど一応まち付き。
畳んで持ち歩けるようにと使った布はあまり厚くない。
お次はキット。
裁断も端の始末も全部終えた布に持ち手のつけ位置に印をつけ、必要な折り目にアイロンをかけ、まっすぐ縫えばいいだけにして、持ち手をセット。
色合わせを考え乍ら組み合わせていく作業は結構楽しい。
出来上がったのがこれだけ。20セット。
*エコバッグキット
左が組み合わせを終えた段階。右が一組づつパックしたもの。
これだけ準備しても布地はあまり減った気がしないんだけどねえ。
で、昨日持って行ったら、参加者全員やる気になって、どれを選ぶかあみだくじで優先順位を決めることに。誰がどれを選ぶのかなと興味津々で見ていたら、思いがけないものを思いがけない人が選んで、あらびっくり。
その日のうちに出来上がったのがこの四枚。
*完成品エコバッグ(手縫い)
「手縫いは弱いんじゃないの?」と半信半疑だった人も、完成品を手に取ってみて、「あらしっかりしてる、手縫いでもいいんだ」との感想だった。
完成しなかった人は持ち帰って続きを縫うそうな。
次に見せてもらうのが楽しみ。
そして、話の段階では「私はいいわ」と言ってた人がいの一番に興味を示し、目を輝かせながらせっせと縫っていらした姿が印象的であった。