どうしたもんだろ

先日、手持ち在庫には思う感じのものがなくって、久々に布地探しに行った。

ここならあるだろうと行ったお目当てのお店が見つからない。通りを二往復して、目の前にある空き家になったビルが当の店舗であることにやっと気づく。年の初めにはちゃんと営業してたのにいつの間に閉店しちゃったんだろ。

コロナ騒ぎで布は手持ちのもので間に合わせていたから全く覗いてなくて、まさか閉店してるなんて思わなくって、、、。

しばらく空っぽの店内が見渡せる透明なガラスの入り口扉を見つめてしまった。

私が気軽に出かける範囲内にある、唯一残ってたチェーン店じゃない布地屋さん。

とうとうここもなくなってしまった。

この十年ほどの間にチェーン店じゃない手芸用品屋さんや布地屋さんが何軒無くなっただろうか。ちょっと思い出しただけでも片手じゃ足りない。どの店もそれぞれ特徴があって結構御贔屓にさせてもらってたのに寂しい限り。

チェーン店も使わせてもらうけど、どこも画一的で面白味に欠けるんだなあ。

特に布地は選択の範囲が狭くなってつまらない。素材も色も模様も。

さてさて、肝心の布地はどこで探そうかなあ。チェーン店は一回探してみたけど、今ひとつなんだなあ。

で、話は変わるけど、この春から少しづつ家の中のものを棚卸している。

中でも手仕事材料は使えば減るんだからと、せっせと手を動かしている。そのお陰でかなり減ってきたと喜んでいたのに、ここへきて大量に布地を頂いてしまった。それも私の苦手なアクリルフリースとジャージ布。

諸般の事情で頂くのを拒否するのもままならず、折角空いた布棚にギュッと詰め込んだけど、どうしたもんだろ。

頂き物の布を片付けるついでに、必要になった厚手木綿を探してみたら、これまた大量。あることすら忘れていたようなものが何枚も出てくる。見ながらあれこれ作るものは思い浮かぶけど、それもそんなに沢山はいらない。これまたどうしたもんだろ。